・彼氏 or 彼女がアムウェイ会員だった
・彼氏 or 彼女がアムウェイを始めようとしている
アムウェイの勧誘方法が巧妙化している今、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
実際、私もその悩みを抱えていたうちの1人です。
結論から言ってしまうと私は3ヶ月で別れてしまったのですが、その間に起きた出来事、別れるに至った経緯をお話していきます。
私と似た境遇の方や、今まさにアムウェイ絡みで困っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
この記事を書いた人
はじめてのマッチングアプリで彼氏ができる
付き合ったのちに、アムウェイ会員であることを明かされる
アムウェイの集会・製品のミーティングに連れて行かれる
アムウェイの勧誘方法を教えられる
私の場合は別れることを決断しましたが、別れるも付き合い続けるもあなた次第です。
しかし、付き合い続けるにはある程度の覚悟が必要になってくると思います。
別れを促すつもりは一切なく、嫌な思いをする人が少しでも減ったら良いなと思い、本記事を書いています。
彼氏との出会い
2020年に、マッチングアプリを通して知り合いました。
社会人になりたてで、アムウェイのことを一切知らなかった私。
まずは、そんな私がアムウェイ会員と付き合うに至った経緯をざっくりまとめます。
純粋にマッチし、休日の過ごし方や趣味の話をする
お互いの職場が近かったこともあり、仕事終わりに飲みに誘われる
バーに行ってみると、彼の友達がたくさんいる
(彼の友達=全員アムウェイ会員であると後から知る)
彼の友達から積極的に話かけられる
週末にはみんなでスポーツをやっているらしい
スポーツ好きな私は、まんまと誘いにのる
週末はみんなで体を動かしつつ、個人的に食事にも誘われるようになる
彼から告白され、お付き合い開始
彼が不在の場で、グループのリーダーと話をする機会を設けられる
グループのみんなと、彼がアムウェイ会員であることを知る
※マッチングしてからアムウェイに勧誘されるまでの王道パターンは、こちらの記事にまとめています。
会話の雰囲気など細かく書いているので、気になる方は一度読んでみてください。
アムウェイ会員と知った時の心情
アムウェイを知らなかった私は、情報量が多すぎて脳内がパンクしました。
・アムウェイ勧誘のために近づいたのか?
・それとも好意があったから付き合ったのか?
・告白したのは嘘?
・っていうかアムウェイってなに。
・マルチじゃないの?
家に帰って1人になると、いろんな考えが脳内でぐるぐるする日々。
考えていても埒が明かないので、思い切って本人に聞いてみました。
彼の主張
私の問いに対する、彼の回答はこうでした。
・アムウェイ勧誘のために近づいたの?
→ 最初はアムウェイ目的だったけど、好きになってしまった。
・それとも好意があったから付き合ったの?
→ 最初はアムウェイ目的だったけど、本心で付き合いたいと思った。
・告白したのは嘘?
→ 嘘じゃない。本当の気持ち。
・っていうかアムウェイってなに。
→ (公式ホームページ参照)
・マルチじゃないの?
→ マルチではないとは言いつつも、やや濁した感じの回答。
本心なのはわかった。では、これから先どうするのか。
アムウェイを辞めるのか、それとも続けるのか。
彼の答えは、「続ける」でした。
・アムウェイは、あくまで稼ぐための手段である。
・良い製品を作っていて、その良さを知っている人の輪が広がっていく。
・自分自身が勧誘し、会員になってくれた人の人生を背負わなくてはいけない。
(今思うと、???って感じですが一旦置いておいて…。)
正直、この時点で別れることも考えましたが、私はアムウェイのことを何も知らなかったので、「まずは私自身がアムウェイを知る必要がある!」と考えました。
アムウェイビジネスってなんぞや
こちらに関しては話すと長くなるので、別途記事を作成しようと思います。
※彼自身は月に3万円ほど、グループのリーダーは当時月30万円ほど稼いでいました。
公式の説明は、ホームページに載っているので、気になる方は見てみてください。
アムウェイを知るためにやった3つのこと
ここまでする必要はあったのかというツッコミはさておき、私がアムウェイを知るためにやった3つのことを紹介します。
アムウェイ会員が裏でどんなことをしているのか、気になる方はぜひ飛ばさずに読んでみてください。
1. 引き続きスポーツイベントに参加する
まず、アムウェイ会員が主催するスポーツイベントに継続参加してみました。
試合中こそ普通に楽しんではいるものの、別チームが試合をしている間などは非会員に対して、勧誘時のトークに使えそうな話題を探っています。
意図的に歳の近い会員が仲良くなりに行ったり、地元が同じ人を送り込んだりして、次回も参加してもらえるように必死です。
アムウェイを知る前は、純粋に「スポーツ楽しい!」「友達できて嬉しい!」と思っていましたが、このような裏を知ると、とても複雑でした。
「私は純粋に楽しくて嬉しかったのに、全部仕組まれたことだったんだ…。」
どうしてもこの思いが脳内をチラつくようになりました。
2. アムウェイの製品を使ってみる
「アムウェイは、モノは良い」という情報を入手したので、実際に使ってみました。
私が使ったのは、主にスキンケア用品、空気清浄機、浄水器です。
(しっかり大型製品も購入していました。)
スキンケア用品
前提:私はそもそもの生活スタイルがぐちゃぐちゃなので、あまり参考にならないとは思います。
乾燥やヒリつきもなく、使用感は問題なし。
しかし、当時悩んでいたニキビに関しては、あまり解消されず。
値段もデパコスと同じくらいなので、わざわざアムウェイ製品である必要はないかなという感想。
今ある分を使い切ったら、リピートはしない予定。
空気清浄機
ちょうどコロナ禍であったこと、朝起きた時に喉がガラガラで声が出ないことが多々あったので、購入しました。
当時、空気清浄機の世界No1売上がアムウェイだったこともあり、抵抗はあまりありませんでした。
フィルター交換が面倒ですが、今も我が家で稼働しています。
アムウェイの空気清浄機について、細かく書いているサイトがあったので気になる方はこちらから
参考:https://invitation-product-review.com/air-cleaner/
浄水器
私の住んでいた地域の水道水がとっても不味く、在宅勤務で飲料水の需要も上がっていたので購入。
鉄の味がして、口をゆすぐのも嫌なレベルでしたが、浄水器をつけてからは飲料水として普通に飲めるようになりました。
今も使用していますが、フィルター代が高いので、アムウェイ会員が言うほどお得感はないように感じています。
3. アムウェイのミーティングに参加してみる
ミーティングにもいろいろな規模感や種類があるのですが、一番ドン引きしたのはこのシーン。
(達成者 なる人のスピーチにて↓)
目標を達成するために、毎日マッチングアプリで100人とやり取りしています!
・・・なんでそんなことを堂々と言えるんだ、という率直な感想。
何よりやばいのが、周りのみんながそれを拍手して称えているということ。
マッチング相手を、ただの勧誘相手としか思っていない、カモとして見ているようで、すごく嫌な気持ちになりました。
この件について彼に尋ねて見たところ、このような回答が返ってきました。
営業マンがテレアポとかビラ配りをしてるのと一緒だよ!
・・・。んなわけあるか。
理屈はわからなくもない。でも違うでしょ。
マッチングアプリを使っていると、何らかの好意や興味がない限り、やり取りはそう長く続かないと思っている。
自分に対して好意・興味を持ってくれている人に対して、ビジネス目的で近づくなんで、失礼極まりない。
何より、マッチングアプリのビジネス利用は、ほとんどのアプリにおいて規約違反だ。
なのになぜそれを堂々とできる?
アムウェイそのものに対する嫌悪感はさほどなかったものの、アムウェイビジネスを行っている人間が悪質すぎて、どんどん嫌気がさしていきました。
(もちろん、そのような会員を規制できていないアムウェイ社にも問題はあると思います。)
ふと湧いた疑問
アムウェイについて、何となくわかった。
マッチングアプリを、営業手段として捉えていることもわかった。
・・・ん?待てよ。
「彼氏は、もしや今後もマッチングアプリを使い続けるつもりなのか?」
思い切って聞いてみたところ、どうやら使い続けるつもりらしい。
それ即ち、今私が聞いていなければ、内緒で使い続けていたということ。
・・・とにかく誠意がない。
彼女である私に対しても、彼女持ちであることを隠して、アプリでやり取りをしている女の子に対しても、誠意がなさすぎる。最低だ。
この頃から、私の中で「別れる」という思いが固まりつつありました。
しかし、「きちんと説得すれば、彼もわかってくれるかもしれない」という淡い期待をまだ捨てきれずにいました。
そして、一旦マッチングアプリの件は目を瞑り、「一緒にいる間はマッチングアプリを触らないこと」を条件に、お付き合いを継続していました。
とどめの出来事
ある時、彼氏と旅行にでかけました。
旅行に行く前に、2人で決めたルール。
① 旅行中はマッチングアプリは触らないこと。
② 旅行中はアムウェイのことは考えずに楽しむこと。
レンタカー内にて
約束は秒で破られました。
アムウェイのことから離れたくて行った旅行だったにも関わらず、早々に彼が一言。
「今日のアムウェイのZOOMミーティング参加したいんだよね…。運転しながら聞いてもいい?」
ふざけるな。
約束破った上に、ながら運転をするつもりか。しかも彼は車をぶつけた前科あり。
怒りと悲しみで反論する気も失せ、私が運転することにしました。
アムウェイのミーティングを聞きながらのドライブは嫌だったので、彼にはイヤホンをしてミーティングに参加してもらいました。
(今思うと地獄のような車内。1ミリも楽しくなかった…。)
観光地では何事もなく過ごせたものの、追い討ちをかけるかのように嫌な出来事が。
ホテルの朝食にて
翌朝のホテル朝食にて、とどめの出来事が発生。
私がトイレから席に戻った時に、見えてしまった。
マッチングアプリでメッセージを送る彼の姿を。
問い詰めると、無意識で開いてしまったとのこと。
・・・恐ろしい。
息をするかのように、マッチングアプリをしている彼。
もうダメだ、旅行が終わったら別れよう。そう決めた瞬間でした。
最後の折衷案
旅行から戻り、私は思いの丈を全てぶちまけました。
すると、ここでまさかの「マッチングアプリをやめる」宣言。
マッチングアプリを使わなくても、稼げるようになると決心したようでした。
今更感満載でしたが、やっと想いが伝わったのかもしれないと思い、様子を見ることにしました。
結末
約束通り、マッチングアプリをやめた彼。
しかし、今までマッチングアプリを使って成果を上げていた彼は、ガクンと成績が落ちていきました。
グループのみんなもマッチングアプリを使った上で稼いでいたので、それ以外のやり方が見出せなかったのだと思います。
マッチングアプリを使わないと稼げないと思った彼は、1ヶ月も経たないうちにマッチングアプリの再開を求めてきました。
「これ以上は何を言っても伝わらない」と悟った私は、最後に聞きました。
マッチングアプリをやめて付き合いを続けるか、
別れてマッチングアプリを再開するか選んで欲しい。
それに対する彼の回答はこうでした。
やっぱりマッチングアプリがないと稼ぐことができない。
数ヶ月のうちに結果を出すから、結果が出たらまた付き合って欲しい。
こりゃもうダメだ。THE END です。
別れました。笑
別れたその後
成果が出たのかどうかはわかりませんが、その後もちょこちょこご飯に誘われたり、スポーツに誘われることはありました。
しかし「彼女よりも、マッチングアプリと副業をとる不誠実な男」というレッテルはそう簡単には剥がれません。
私が今後彼とヨリを戻すことは120%あり得ません。
まとめ
彼に少しでも誠実さがあれば結末は違ったかもしれませんが、彼の不誠実さと詰めの甘さによってこのような結末になりました。
ただでさえアムウェイという複雑な問題であるにも関わらず、旅先にまでアムウェイを持ち込まれた私は、耐えることができませんでした。
※上では端折りましたが、マッチングアプリのトーク画面を開いたまま寝落ちしているなどの行為もありました。
この経験を通して、良くも悪くも学びました。
・根気よく説得すれば伝わると思っていても、伝わらない人には伝わらない。
・人はそう簡単には変わらない。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、身に染みて感じました。
相手の性格や、置かれている状況は人それぞれなので一概には言えませんが、こういう人達もいるんだなと参考にしていただければと思います。
もしアムウェイ絡みで悩んでいる方がいたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
お話を聞くことしかできませんが、少しでも心が軽くなるなら私も嬉しいです。
以上、ただのBAD END な私の体験談でした。